2021年6月9日水曜日

野球観戦記その17 大学野球選手権 上武大×西日本工業大 2021年6月7日

 

スタメン

西日本工業大は先発の隅田知一郎(波佐見④)がドラフト上位候補との呼び声のある注目左腕。
7番センターの前田瑞己(佐世保実業④)主将がリーグ戦で.362 2本塁打、9番捕手の山名浩伸(れいめい④)も.341 10打点の成績を残している。

上武大は4番センターのブライト健太(葛飾野④)がプロ注目の右打者でリーグ戦では.380 3本塁打。
5番捕手の進藤勇也(筑陽学園②)も.365 3本塁打 16打点の強打者。
先発はリーグ戦ではリリーフだったという加藤泰靖(志学館③)


西日本工業大0-1上武大

西日本工業大のエース隅田は2回に上武大四番のブライトにホームランを浴びるも、終始スライダー、チェンジアップがキレキレの投球で8回を被安打4、奪三振14、1失点の堂々たるピッチング。
変化球で締めると見せかけてコマンド抜群のストレートで三振を奪うシーンは痺れました。
また、チェンジアップを多投していたにも関わらず全く逸らすことのない女房役・山名捕手も素晴らしかったです。
隅田投手にはプロのスカウトも大注目のようでビデオを構えているスカウトも確認できました。
隅田知一郎投手

西日本工業大・山名捕手

大集結したスカウト

決勝点となるホームランを放ったブライトは、ホームランを打つ一球前にもレフトポール際への飛距離十分の大ファールを放ち場内を沸かせており、プロ注目の左腕・隅田から2球連続でホームラン性の打球を飛ばす衝撃的な全国デビューでした。
上武大・ブライト健太

上武大の加藤泰靖投手は、初回から気合のこもった全力投球の力投型スタイル。
短いイニングのリリーフだったというのも納得の投球スタイルだったが、最速149キロを計測した球威は9回までほとんど衰えず150球完封勝利でした。
効果的な変化球を身につければもっと球数を抑えられると思いますが9回でも140後半を出す馬力は間違いなく楽しみな原石、今後が楽しみです。
加藤泰靖投手

西日本工業大・前田瑞己

上武大・進藤勇也

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