2021年4月18日日曜日

野球観戦記 その9 東都大学野球二部リーグ戦 日本大学ー大正大学 2021年4月18日

 今日は大田スタジアムで東都二部を観戦。
フルで見ようかとも思いましたが1試合でお腹いっぱいになってしまいました…。


(両チームスタメン)

日本大学は前回観戦したオープン戦と同じ布陣ですね。
個人的注目はやはり林選手、野村選手、高垣選手、友田選手の2年生野手陣。
エース赤星、1番ショート主将の峯村両選手は共にドラフトイヤー。

大正大学は2番サードの森竣亮選手(ふじみ野④)がキャプテン。
3-4年生がズラリと並ぶ打線の中、9番ショートの金森優選手(関東一②)は2年生ですね。
その金森と二遊間を組む伊藤優輝選手は(関東一③)で高校からの先輩後輩なんですね。
先発投手は齋藤康徳投手(霞ヶ浦④)、左腕です。


日大先発の赤星優志投手は序盤はフォークを多投していた印象。
真っ直ぐの球速も130キロ台多めの140前後といった内容で配球含め長いイニングを見据えた投球にも思えました。


日大は3回に高垣広大選手のスリーベースと友田佑卓選手の犠飛で2年生2人で先制。
高垣選手はこの試合3安打を放つのですがやや崩されてもしっかりスイングをして打球を運ぶ姿が目に映り、前回見たイメージと違った部分が見られました。

(スリーベースを放つ高垣選手)

(友田選手の犠牲フライ)

その後9番の菅原選手のヒット、牽制ボークなどの間に進塁し中尾選手のタイムリー、その中尾選手がすかさず盗塁し3番林選手のタイムリーを放ちこの回3点を奪います。

(中尾勇介選手)

4回にも野村昇大郎選手の内野安打と盗塁からチャンスを作り高垣選手がライトへ運ぶタイムリー。

(盗塁を決める野村選手)

7回にも友田選手のセンターオーバー二塁打と犠打でチャンスを作りこの日当たりのなかったキャプテン峯村選手のライト前タイムリーで追加点。

(ライトへのクリーンヒットでタイムリーを放つ峯村選手)


大正大の齋藤投手は7回5失点の投球でしたが、四球は1つと打者と勝負はできていたのでグダグダ感はありませんでしたね。
チェンジアップ、110キロ前後のカーブなどで緩急を付けた投球で日大打線相手に粘りの投球を披露しました。
二者連続で牽制アウトにするシーンもあり、社会人野球の好左腕の投球を見ているかのようでした。

(163cmながらガッチリとした体格の齋藤投手)



日大の先発赤星投手は中盤からカット系、ツーシームの量を増やしていった印象。
4回に失点した前後では流石に真っ直ぐのギアを上げて147、148といったガン表示も。
前回のオープン戦でもピンチや決めに行ったボールは140中盤が出ていたので、相手を見ながら力の入れ時を見て投球しているようですね。


(赤星ー友田バッテリー)


その後の日大打線は8ー9回で8点を奪う猛打を見せ、機動力を使った野球を最後まで貫き、計13点を入れる快勝でした。


(日大13ー2大正大)
日本大学  赤星、岸川、杉本
大正大学  齋藤、古澤、星

(伊藤優輝選手)

(森竣亮選手)


日大は19安打13得点の快勝、持ち味を発揮した打者が多かったですね。
6番ライトの野村昇大郎選手(二松学舎大付②)は2本の内野安打など3安打に盗塁2つ。
5番の池田選手には2ランホームランが飛び出すなど2安打はいずれも長打。
その打線の中で一番目立っていたのが捕手の友田佑卓選手(九州学院②)でした
3安打に二塁打2本、犠牲フライで打点も稼ぐ活躍で、打席で常に自分の間合いで振れている姿に驚きました。
守備面でもイニングが終わる度に投手に声をかけながらベンチに戻る姿が印象的でキャッチャーとしても良いなと思いましたね。


チームとしては盗塁や先の塁を狙う姿勢に機動力を使っていくという首脳陣の意思が見えました。
盗塁死や牽制死をもう少し減らしていければいいなとは思いましたが僅差のゲームでこの機動力野球がどう機能するかも見てみたいです。

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